アラサー高学歴ニートの軌跡

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アニメ版「逆境無頼カイジ」ネタバレ&所感 佐原について詳しく

逆境無頼カイジの1期目で一番印象に残っているのは、佐原である。

 

 

目次

簡単な紹介

 

カイジが働いているコンビニの同僚である。金髪でチャラそうな風貌通り、仕事もせず女の子と雑談にふける日常。自分の人生を何とかしたいとは思っているが、日々を適当に過ごしている。

 

巧い男、佐原

 

ある日。カイジがバイトを終えると、事務所で10万円の入った封筒が紛失するという割とよくあるハプニングが勃発する。実は、同僚の佐原が10万円入り封筒をカイジのバッグに入れていたのが真相だった。まるで小学生のようなことをする男である。だがしかし。

 

佐原は人を見抜くのが巧い男である。佐原は、真っ先にカイジが疑われること、それでもカイジはハッタリで店長を煙に巻くこと、カイジはバッグを確かめないことを予想していたのだ。

 

カイジが真っ先に疑われることを読み切ったのは、カイジの職場での立ち位置を正確に把握していた証拠である。 店長が、カイジのハッタリに対して危険を冒して真相を確かめる勇気がないことも見抜いていた。もちろん、カイジがハッタリかますことも見抜いていただろう。その上で、カイジがわざわざバッグを確かめないことも分かっていた。

 

だからこそ、佐原はカイジのバッグから10万円封筒を取り出せたのだ。万が一に備え、バイトを辞めてくるという用意周到さもある佐原。自分では努力をせずとも、うまく世渡りできそうである。まさに、世渡りがうまい男だ。

 

佐原は、カイジに怒られても「奢りますから。」と丸め込んでしまう。巧いともいえるが、転がり込んできた10万円をあっさり使ってしまうあたり、計画性は皆無である。

 

合理的な佐原

 

遠藤がカイジに提案したギャンブルに、ノリノリで参加を直訴したのには心底呆れた。本来は、借金を抱えて首が回らなくなった者が参加するギャンブルである。無借金の佐原が参加する必然性などないのだ。カイジの忠告などどこ吹く風の佐原。他人の忠告を聞き入れない奴はいつか破滅するけど、佐原ならクリアしそうな予感はあった。

 

ただ、無借金とはいえ、佐原は人生にどこか行き詰まりを感じていたようだ。人生を変えるには大金が必要ということを理解し、また自身が努力できない人物であることも薄々は理解していたはずだ。そう考えると、努力せずに大金が手に入るイベントに食らいついたのは十分理解できる。俺ならクリアできる、今までだって何とかなってきたんだ、とも思っていただろう。

 

脆かった佐原

 

実際、佐原はゴールまであと一歩のところまで迫った。人間競馬では、ダントツの1位を獲得。鉄骨渡りでも、ゴール目前にして猛ダッシュを決め2000万円が待つ窓まで辿り着いた。

 

ただ、ゴールが目の前にあると、冷静さを失ってしまうのが人間の悲しいサガである。またしてもカイジの忠告を無視した佐原は、うっかり窓を開けてしまい、結局死んでしまった。だからと言って、カイジの忠告を聞き入れて、今まで渡ってきた鉄骨を戻れる人間がどこにいるのだろうか。佐原にカイジの忠告を聞き入れる度量があれば、そもそもカイジとは無縁の人生だったろうが。 

 

 佐原にとっての罠は、ゴール前に設置されていた。カイジには見えたガラス製の階段は、ゴール前で周りの状況を見れる余裕のある者か、一旦絶望して横を見た者にだけ見えるようになっていた。一見親切に見えるが、勝利を目前にして躊躇できない人間、自らの勝利を疑わない人間、つまり深く思考できない人間を排除する仕組みである。全てに当てはまってしまった佐原に、ガラスの階段が見えなかったのは必然だ。

 

死ぬ直前まで世渡りの上手さを随所で見せていた佐原だったが、冷静さや躊躇が決定的に欠けていたため、最後は死んでしまった。

 

総括

 

もし生きていれば他のギャンブルで結構活躍したように思えるだけに、惜しいキャラだった。カイジの忠告を素直に聞き入れる度量があり尚且つ努力できるなら、実社会でかなり出世していたのは確かだろう。

 

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