アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

妄想代理人が難解だったので、各話振り返りながら考察する。

つい先日、妄想代理人を見終わったので時系列ごとに振り返ってみます。(ネタバレあり) 

 

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1話

 

冒頭で、無責任で責任転嫁する現代人が描かれた。

路肩で停車してサボってるのに「今、渋滞なんでもうしばらく掛かります。」とのたまうトラック運転手には笑った。

 

川津が襲われた真の理由は、今にして思えば、少年バットが月子に害を為す者から月子を守ろうとしたからだと思われる。

 

少年バットが「ただいま」と言ったのは、少年バット視点で考えると、長らく出番が無かった自分にやっと出番が来て、自分の生みの親である月子に再会できた喜びゆえだろう。

 

夢告でお馴染みの爺さんのデビューは、地面に謎の数式書いているシーンだった。

 

2話

 

牛山は、さほど追い詰められてなかったのに、少年バットにやられてしまった。実は模倣犯の狐塚が牛山を襲ったのだが、実に分かり難い伏線である。

 

この頃の少年バットは、平沢進作曲のかっこいいけど何処かダルさのある曲とともに登場していた。この頃の少年バットは、どこか余裕だったのだろうか。

 

爺さんは、数式の最後に「1」と書き残した。ユウイチのあだ名のイッチを表しているのだろう。牛山を表す数字は無かったから、牛山は少年バットに襲われていないと分かる。

 

3話

 

重度の二重人格者である蝶野晴美回。2話で少年バットに襲われたユウイチの家庭教師である。

 

まりあは当初は晴美の幸せを願っていたが、いざ晴美が幸せになろうとすると、全力で止めた。一見まりあの嫉妬心のようにも思える。しかし、夜職を続けることが真の晴美の幸せだと晴美が心の奥で気づいていた、とするとどうだろう。

 

まりあは晴美の本心を読み取り、その願望を代わりに叶えたことになる。真の妄想代理人はまりあかもしれない。

 

今回の爺さんは地面に絵を描かせてもらえなくなったため、動物の絵を廊下に書いていた。少年バット事件の真相に迫れる人間の目に付けさせるため、爺さんも必死だったのだ。

 

4話

 

今回は、模倣犯の狐塚が蛭川を襲った。

 

物語の本筋からは反れてしまうが、放映されなかった部分も含めて、蛭川は非常に印象に残る人物だった。

 

出世とは無縁で、40過ぎて巡査長。その割に、捜査情報提供の見返りにヤクザから金や女をせびりまくる強欲っぷり。やりすぎて、白服の男に金を取り立てられてしまう程。

 

白服の男に渡す金に困って、警察官でありながら各所で強盗。隣町をターゲットにしたあたりは賢いが、心の弱さが際立っていた。

 

ホテトル嬢や強盗に押し入った先の家族の娘に「お父さんと呼べ」と連呼していたのが、蛭川の病的さや滑稽さを残酷なまでに浮かび上がらせていた。

 

漫画と連動してストーリーが進むのは、斬新な演出だった。

 

今回の少年バットは、3話と同じ日に現れた。今回は、目が描かれていた、臆病な少年という描写、蛭川の靴で転倒、という分かりやすい伏線だったため模倣犯だと気付きやすかった。

 

爺さんが登場しなかった点も、今回の少年バットが模倣犯である有力な証拠。

 

5話

 

この回は、狐塚の妄想世界に猪狩や馬庭、爺さんなども巻き込まれて展開していく。

 

猪狩と馬庭の取り調べにて。少年バットの模倣犯(狐塚)は、聖戦士を名乗り、ゴーマと戦っていたと供述した。少年の語るストーリーは、現実に即していた。猪狩は終始疑っていたが、馬庭は少年の話に理解を示していた。妄想世界で老師と呼ばれていた爺さんが、病院で見た爺さんと同一人物と馬庭が気づいたのがターニングポイントだった。

 

狐塚は確かに、病的な妄想狂ではあった。ただ、猪狩や馬庭すら自分の妄想に引き込む力を持っていた。その力は、少年バットやマロミも持っていると後に判明する。

 

なぜ狐塚はそのような力を持っていたのか?

 

いや、狐塚にはそんな力はなかった。あまりにもゲームの主人公や世界観に没入しすぎた結果、彼の見る世界がゲームの世界に変わってしまったのは確かだろう。しかし、猪狩や馬庭の見る世界がゲームの世界に変わったのは、2人のゲームの世界への密かな憧れと無意識下での狐塚への共感ゆえではなかろうか。

 

あるいは、難航する少年バットの捜査から一瞬でも逃避したいという、猪狩や馬庭の願望を本物の少年バットが叶えてくれたとも取れるだろう。

 

長くなったので、6話以降は別の記事で。