アラサー高学歴ニートの軌跡

アラサー高学歴ニートが、日々の行動や考えを記すブログです。

アニメ「王様ゲーム」のどこが、なぜクソだったか詳しく語る。

2017秋アニメは糞アニメが多いと評判ですが、王様ゲームの糞っぷりも相当なものでした。

 

しかし、ただ糞アニメだと断罪するだけでは作品を見る目が曇ってしまいます。そこで、どこが、なぜ、糞だったか詳しく語っていきます。

 

何だかんだ、最終話までさほどの苦もなく見れたのも事実ではありますがw

 

※原作未読です。 

 

 

目次

 

クソだと思われるポイント

 

1、登場人物が薄っぺらい。

 

所詮、一般的な高校生だから薄っぺらいのは当然という考えもあるだろう。しかし、20年前くらいのアニメにおける高校生と比較してみても、王様ゲームに出てくる高校生(特に、伸明転校後の高校)はことごとく薄っぺらいと感じる。

 

理由を考察してみよう。

 

登場人物たちの中に、部活命!勉強大好き!と思われる人物は皆無だった。趣味に熱中している者はちらほらいた。が、その趣味にどっぷりのめり込んでいたり、趣味以外に何らかの興味を持っている事象があるなど、深みを感じさせる人物は莉愛くらいだと言っていい。

 

部活でも、勉強でも、趣味でも、何かに打ち込んでいたり、または思索や妄想に耽っていたりすると、当人の世界観は広がっていく。同時に、人間的な深みも増していく。本作に出てくる登場人物にそういった要素を感じる者はほとんど居なかった。

 

あるいは、そういった要素があってもカットされてしまった可能性もありうる。

2、主人公に共感し難い

 

良いアニメ、面白いアニメというものは主人公に共感出来る、もしくは共感させられる作品が多い。

 

では、本作ではどうか。

 

主人公の伸明に共感させるため、前回の王様ゲームの経過が詳しく語られてはいる。これ以上クラスメイトが死ぬのは我慢できない、という主人公の心情は理解できる。

 

ただ、伸明転校後の高校生活(仲いいのは、奈津子や健太くらい)を考えると、伸明に共感するのは非常に難しい。

 

なぜか。

 

いくら前回の王様ゲームのトラウマがあるとはいえ、奈津子や健太以外には特段思い入れがあるとは思い難い。常人なら、ムカつく人物や出来れば死んでほしい人物が5人くらいはいるはず。だが、伸明にそういった人物がいるようには描かれず、誰であろうと危険を承知で助けていた。伸明がめちゃくちゃ良い奴とも言えるが、クラスメイトの一致団結を絶対善とする典型的委員長思考に染まっていたとも取れる。

 

合唱コンがあったら「サボる奴は絶許」とでも言いそうな、皆に嫌われるタイプの主人公では大衆の共感を得るのに5兆年はかかるだろう。

 

3、制作者のメッセージが一切読み取れない。

 

キャラはどんどん死んでいくけど、各キャラの描写が薄い又は皆無なため感情移入できず、何なら乾いた笑いすら誘ったストーリー。制作者のメッセージをどう読み取ったらいいのか途方に暮れる。

 

4、物語自体が薄っぺらく、エンターティメントとしても微妙。

 

多少の謎解き要素や頭脳戦要素はあったが、基本的にはひたすらグロい死に様を見せつけられるだけ。姿の見えない王様に翻弄されるばかりで、主人公側に反撃の機会は与えられず、爽快感やカタルシスは一切ない。

 

5、前回の王様ゲームが長すぎる

 

主人公に共感させるためとはいえ、本筋の流れを切ってしまった感がある。

 

6、死者が多数出ているのに警察の影が全く見えない。

 

設定の粗なのか、王様ゲームの底知れぬ闇なのか。もし後者ならば面白いが、そのようなストーリーを練るのは極めて難しいと思われる。